2024年8月30日

第29回全日本高校・大学生書道展授賞式

 ごきげんよう。

書道部コーチ、土谷・富岡からご報告致します。

825日にホテルオークラ神戸にて開催された全日本高校・大学生書道展の授賞式、祝賀パーティーに参加しました。



それでは、感想と共に受賞作品を紹介させていただきます。


受賞作品は原田の森ギャラリーで展示されました。



『全日本高校・大学生書道展賞』
草枕犬もしぐるるか夜の聲
海暮れて鴨のこえほのかにしろし


今回、大学や書道部コーチなどを並立しながらしっかりと練習できるかという心配があり出品を悩んでいました。しかし、この展覧会で賞を取りたいという気持ちがとても強く、挑戦しなかったら後悔するという思いから出品を決めました。はじめは、なかなか集中できず思うように練習が進みませんでしたが、何度も作品を書いているうちに、全体はもちろん、1つの線の中でも墨の濃淡や線や強弱など細かいところまでこだわりたい気持ちが強まり、「これで最後の1枚!」を何度も繰り返しました。外が真っ暗になるまで練習にお付き合いいただいた井上先生には大変感謝しています。
全日本高校・大学生書道展賞を受賞できたこと、とても嬉しく思います。
卒業後も応援してくださる瀧野川女子学園はアットホームな学校だなと改めて感じました。今以上の作品ができるよう、これからも練習に励みたいと思います。(土谷果織梨)





『優秀賞』

空蝉の世はうきものと知りにしをまたことの葉にかかるいのちよ

ほのかにも軒端の萩をむすばずはつゆのかごとになににかけまし


今回の、全日本高校・大学生書道展において優秀賞を受賞できたことは驚きと共に嬉しい気持ちでいっぱいです。
大学生になり勉強との両立に苦戦し、充分な練習時間が確保できず、なかなか納得のできる作品が書けませんでした。しかし、隣で練習していた土谷さんの作品を見て、「私も賞がほしい!」という思いと、「一緒に受賞したい!」という思いでギリギリまでこだわり、納得のいく作品を書き上げることができました。
高校を卒業してから、練習環境がなかった中、書道を続けられる場所をつくってくださり、指導してくださった井上先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も、さらなる技術向上のため努力していきます。(富岡莉子)




そして展覧会出品の経験と学びを生かし、コーチとして在校生への指導に役立てて行きたいと思います。


書道展大賞、書道展賞、優秀賞は全作品の上位1割と大変狭き門です。

来年は、ぜひ在学生と一緒に受賞できたら嬉しいです。



書道部コーチ 土谷・富岡

                     

2024年8月2日

第29回全日本高校・大学生書道展 受賞報告

 ごきげんよう。書道部です。

日本書芸院主催、第29回全日本高校・大学生書道展での受賞報告です。

この展覧会は高校生と大学生の作品が一緒に展示され、全国の書道の盛んな学校から多くの出品があります。サイズも大きく、60×240cm、70×135cmなどと大作です。

本校から高校2年生が1名受賞しました!


準優秀賞 2年 大本千聖さん


今回、60×240cm額に入る大きさの大字かな作品を書き上げました。

出品総数8,784点の中からの受賞です。おめでとうございます!


また、同展覧会で卒業生2名が受賞しました。共に大字かな作品での受賞です。


全日本高校・大学生書道展賞 土谷果織梨さん

優秀賞           富岡莉子さん


大学2年生の二人は卒業後も在校生と一緒に練習するために来校し作品制作を重ねています。

そしてこの4月からは書道部コーチとして後輩たちの指導にも当たっています。二人のこれからの活躍が益々楽しみです。


この展覧会は、世界に誇れる優れた伝統文化「書」の発展と、次代を担う若者の育成のため、平成8年に創設されています。学生対象の公募展として最高水準を誇る展覧会です。            厳正なる審査の上、受賞作品が決定されます。



展示は、8月21日~25日 兵庫県の原田の森ギャラリー。

大賞、展賞、優秀賞の作品がされます。


書道部の現在の活動は、公益社団法人全日本書道教育協会主催の「書教展」出品作を仕上げたところです。暑い毎日ですが、今後は「書教展席書大会」、「あかつき祭」に向けて練習を重ねてまいります。


それでは、ごきげんよう。