2020年12月18日

『第18回 和洋女子大学競書大会』  展覧会受賞報告

ごきげんよう、書道部です。

今年度は、コロナ禍のため様々な大会、展覧会が中止になってしまいました。

その中でも精一杯練習に励み、一つの成果を残すことが出来ましたのでご紹介致します。

審査会は10月11日に行われました。展示、授賞式は中止となりました。
出品総数 11,444点、審査員奨励賞、特選までの入賞率は9%です。3名が受賞しました。


審査員奨励賞受賞 上村優奈 高三
                             「梢より銀杏落ち葉のさそひ落つ」

               

審査員奨励賞 櫻井美月 高二
「臨 曼殊院本古今和歌集 四首」

               

特選  長谷川奈央 高三
「臨 空海 忽披帖」


展覧会は出品するだけでなく、他の出品作品を見て優れたところを見つけ、感動することも大切です。

「うまい!」「美い!」「力強い!」「暖かい!」「何となく好き。」と感じたり。

「読めない。」「わからない。」「これなんだろう?」と思うことも有ると思います。

最初は、何となく好き、墨の色、こんなに明るい色!と絵を見るように感じて下さい。

学ぶごとに、経験するごとに、だんだんと『見る力』も高まります。


「自分は思うように書けないのに、この作品スゴイ!」「私は何度も注意されて悔しい!」と感じたら、それを頑張る力に変えましょう。何度もなんども繰り返し練習してこそ、生き生きとした作品になり、作品から発する力!が生まれます。

そして完成した時、良い結果が出た時には、嬉しさが大きくなると思います。

展覧会出品のためには皆が練習、努力しています。全員が良い賞を受賞出来るわけではありません。ですが、目標に向かい、以前よりも努力出来る自分を見つけることが、一番大きな成果になると思います。

一人では、なかなか頑張れません。共に努力し、お互いの良いところを認め合い、学び合う事の出来る仲間を大切に「切磋琢磨」してゆきましょう。新しい年に期待を込めて!


顧問 井上奈津子