ごきげんよう、書道部です。
今年度は、コロナ禍のため様々な大会、展覧会が中止になってしまいました。
その中でも精一杯練習に励み、一つの成果を残すことが出来ましたのでご紹介致します。
審査会は10月11日に行われました。展示、授賞式は中止となりました。
出品総数 11,444点、審査員奨励賞、特選までの入賞率は9%です。3名が受賞しました。
審査員奨励賞受賞 上村優奈 高三 |
審査員奨励賞 櫻井美月 高二 「臨 曼殊院本古今和歌集 四首」 |
特選 長谷川奈央 高三 「臨 空海 忽披帖」 |
展覧会は出品するだけでなく、他の出品作品を見て優れたところを見つけ、感動することも大切です。
「うまい!」「美い!」「力強い!」「暖かい!」「何となく好き。」と感じたり。
「読めない。」「わからない。」「これなんだろう?」と思うことも有ると思います。
最初は、何となく好き、墨の色、こんなに明るい色!と絵を見るように感じて下さい。
学ぶごとに、経験するごとに、だんだんと『見る力』も高まります。
「自分は思うように書けないのに、この作品スゴイ!」「私は何度も注意されて悔しい!」と感じたら、それを頑張る力に変えましょう。何度もなんども繰り返し練習してこそ、生き生きとした作品になり、作品から発する力!が生まれます。
そして完成した時、良い結果が出た時には、嬉しさが大きくなると思います。
展覧会出品のためには皆が練習、努力しています。全員が良い賞を受賞出来るわけではありません。ですが、目標に向かい、以前よりも努力出来る自分を見つけることが、一番大きな成果になると思います。
一人では、なかなか頑張れません。共に努力し、お互いの良いところを認め合い、学び合う事の出来る仲間を大切に「切磋琢磨」してゆきましょう。新しい年に期待を込めて!
顧問 井上奈津子